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Damsel in distress
2012-06-29 Fri 23:47
カリ城1m

「ルパン三世 カリオストロの城」
日本を代表する宮崎駿の劇場アニメ初監督作品であり、
今や名作と呼ばれる、この映画は公開当時(興行的には)ヒットしませんでした。
今回は、そんな“カリ城”について語ってみたいと思います。
内容は例によって独断と偏見に満ち満ちていますので、ご了承の程を^^;




”カリ城”の制作を始める直前、宮崎駿はTVアニメ「赤毛のアン」で
場面設定を担当していたのですが、
演出の高畑勲に「アンは嫌いだ、後はよろしく」と述べて
アンのスタッフから外れ”カリ城”に着手したと云われています。

「赤毛のアン」については God's in His heaven, All's right with the world なる
記事を掲載していますので、宜しければご参照下さい。

前記事でも紹介した「太陽の王子ホルスの大冒険」の頃から
アニメスタッフの中で頭角をあらわしてきた宮崎駿は、
“カリ城”においても見事に手腕を発揮し、その演出は後の
日本のアニメに大きな影響を与えたとも云われています。

もっとも、宮崎駿の自己評価は決して満足出来るモノではなかった様ですが…

それにしても僅か4ヶ月で、この名作を完成させてしまった事には
正直驚かされます!

公開当時は不評だった本作ですが、TV放映やファンの上映会等を通じて
次第に人気が高まり、やがて“名作”の地位を獲得する事になるのです。



クラリス2mm
イラストの作者は沙羅双樹
映画の中では実現しなかったシーンが描かれていますが、
まさしくクラリスの望んだ光景だと想うのです。
沙羅双樹 様、素敵なイラスト有難うございま~す

沙羅双樹 様はPixivにてイラストを公開されています。
          
 クリックすると別ウインドウで開きますので、アカウントをお持ちの方は
 是非ご覧になって下さい。
 ちょっとアダルトな作品も含まれますが、どれも本当に素敵ですョ~


さて、映画のラストでルパンはクラリスの元から去って行きます。
監督の宮崎駿や共同で脚本を執筆した山崎晴哉には、
クラリスにルパンを追わせる…といったラストとの選択に葛藤が有った様ですが、
では何故クラリスはカリオストロ公国に残ったのか
後に宮崎駿が語っています。

ルパンは、はみ出してしまった者なのです。
自由の代償に安らぎと憩いを捨て、自分の足下に、
絶望と孤独の深遠が口をあけているのを、充分知った男なのです。
心の空虚を埋めようと、ルパンは行動にかりたてられます。
自分の存在を意味するものにしてくれる闘い。
その闘いに自分を導いてくれる人との出会いを、ルパンは渇望しているのです。

うす汚れた自分、腰をすえ生活している者にくらべ、
はるかに薄っぺらな自分を浄化し、
たとえ一瞬であっても、心を開いてくれる人のためなら、
ルパンは一国家の全機構とすら闘う男なのです。


この映画で、ルパンはひとりの少女のために全力で闘います。
けれども、ひとりの少女の重ささえ背負いきれないダメな自分を知っています。
心だけ盗って、そのくせ未練は山ほどかかえこんで、
しかしそれを皮肉なひょうきんにかくして去っていく。

去っていかざるを得ない男---それがルパン三世です。




ルパン三世の元ネタは、モーリス・ルブランの著書「アルセーヌ・ルパン」シリーズですが、
カリオストロについても、同シリーズが原典なのはご存知ですか?
「カリオストロ伯爵夫人」というエピソードにルパンの敵役として設定されており、
更にクラリスもルパンの恋人として登場します



最後に動画を貼っておきます。
何と「ルパン三世 カリオストロの城」が全編再生出来ます。
但し削除されて突然見れなくなる可能性が有りますので、予めご容赦願います。




当記事のタイトルについての解説を忘れていました

Damsel in distress(ダムゼル・イン・ディストレス)とは、
“捕らわれの姫を助け出す”という古典的ストーリーの創作モチーフで、
「ルパン三世 カリオストロの城」でも同様のストーリーが展開するのは
皆さんご存知のとおりです^^
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