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温泉宿にて天体観測
2010-06-13 Sun 23:06
月1

大谷山荘の屋上には天体ドームが有って、宿泊客に開放されています。
天候にもよりますが、毎夜ちょっとした天体観測が披露されるのです。

観測対象の天体は、季節によって変わってきますが、
前回の宿泊では、遠くの銀河を見せてもらいました…
…が、これが遠すぎて点のような星が瞬いているとしか
見えなかったのを憶えています。

今回は何が見えるのかチェックインの際訊ねてみると
月と土星が見れる、との事だったので、参加してみる事に。




大谷山荘20
天体ドームの入り口には、ギャラリー「月の風」があって
大谷山荘19
童謡詩人の金子みすず をはじめとする、地元出身の芸術家の
様々な作品が展示してあります。


実は、これからご紹介する天体ドームには、
金子みすずとちょっとした関わりがあるとか…

先代の女将が、金子みすずの展覧会をきっかけに知り合った
理学博士、佐治晴夫教授のアドバイスによって、この天体ドームの設置が
実現されたのだそうです。
その佐治教授が宇宙に興味を持ったのも、
子供の頃に出会った金子みすずの詩「星とたんぽぽ」がキッカケだったと云うから
不思議な縁ですね。





大谷山荘011
天体ドーム外観




まずは土星の観測ですが…

土星1
こんな感じに見えました。
もっと大きくて鮮明な姿を期待していたのですが、なにぶん地球からの距離は
12億km以上離れているため、光の速度でも約80分かかってしまいます。
宿の望遠鏡では少々荷が重かった様ですね

そして、土星の最大の特徴である輪ですが、写真のとおり真横からなので
土星本体が串刺しになっている様に見えます。
もっと美しい写真をご覧になった方も多いと思いますが、
これは、土星と地球の位置に関係しています。

地球の公転周期(太陽の周りを一周するのに要する時間)は1年ですが、
土星のそれは、実に10759・304日つまり29・458年も掛かります。
そして、土星がどの位置を公転しているかによって、
地球から見える角度も変化する訳です。

土星2
この写真の一番左上のが、現在の土星という訳ですね^^;


恐らく10年後くらいには、もっと輪が美しく見える事でしょう。





観測中の様子

動画の中で、望遠鏡が自動的に動いていますが、
地球は自転しているため、望遠鏡の角度を固定していると、
その内、観測対象が視界から外れてしまいます。
そこで、自動制御で観測対象を追っかける必要があるのですネ。


土星が思ったより小さく見えたのが、他のお客さんに不評だったので、
次に、月を見る事になります。

冒頭の写真のようなイメージで見える訳ですが、
地球と月の距離は約50万kmで、光の速さで1.3秒
土星だと80分ですから、いかに土星が遠くて月が近いかが判りますョね^^

そんなこんなで、温泉宿としては大変珍しい天体観測ドームを備えている事は
間違いなく大谷山荘の特徴と言えるでしょう。



最後に、この宿にまつわる一つのエピソードをご紹介したいと思います。

ある建築会社の方が、とある温泉旅館の増改築工事の現場責任者として
従事していた時の事、
(建築工事では、様々な場所から色々な工事人が集まって作業を行い、
その仕事が終わると、また別の建築現場に散っていく事も多い)

現場作業が休みのある日、コンクリートの肌がむき出しの
建物の中を見回っていると人の気配を感じたので
近ずいて見ると、この旅館のご主人と奥様が
掃除をしているではないか!

恐縮して

「如何されたのですか、此処は危険な処もあるし、
掃除など私共の仕事ですし、
明日やりますのでどうぞお引取り願います」と

丁寧にお断りしても一向に止める気配はないので
私も一緒に掃除をしていると話をして下さいました。

「貴方達はこの建物が完成したら又何処かの作業場へと
散ってゆくのでしょう。しかし私共にとってこの建物には、
これから何十年先まで商売の礎として頑張って
貰わなくてはならないのです。
そんな大切な建物を皆様に、ご苦労をかけて造って頂いている。
少しでも皆様が働き易い環境を作りたいのです。
明日皆様が作業に来られ少しでも足元がキレイになっていれば
仕事も捗るのではないかと、こうしてやっているのです
ご心配はいりませんよ」と。

この言葉には私は心底感銘を受けました。
有難いお言葉です。

本業は旅館の大勢の中居、帳場を束ね、
毎日訪れるお客様をおもてなしをする「おかみさん」。
かたや旅館の経営、渉外を一手に担い、旅館内では板場、風呂、
庭園等に目配りする忙しい社長さん。

この様な立場の人が「建物への思い入れ」と
「我々の事をこれ程気遣ってくれている」かと思うと唯ただ感激し、
この人の為なら一生懸命にやらねば
バチが当たると思うのでした。

このご夫婦はその後の私の人生の「師」として
多大の影響を与えてくれたのです。

その旅館の名は「長門市湯本温泉 大谷山荘」と云います。
その後経営者はご子息様に代わられたようですが
今でも「おもてなしの心を大切に」営業をなさっていると思います。
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